2020年6月より、職場のパワーハラスメント防止措置が義務づけられています。パワハラの防止措置については2022年4月1日からの義務となります。
セクハラ、マタハラ等の防止対策の強化については事業規模を問わず、2020年6月1日から対応が必要となりました。
今回、セクハラについて、自分の経験から意見を述べさせていただきたいと思います。
平成16年1月の開業当初、新規登録したばかりの時に研修の後の懇親会でのこと。私が専業主婦からの開業であることにセクハラ発言がありました。「旦那の働きで食べていけるのに、また何で開業しようと思ったんや?」とか「あまり仕事に専念しすぎて家のことほったらかしにしたらあかん。」とか、???と思うことばかり。写真撮影時には私の肩に手を回される。。げんなりして帰った記憶があります。今だったら問題になっているかと思いますが。。
また、他府県の同業者に「専業主婦が同じステージにあがるな」と言われたこともあり。よっぽど、専業主婦の開業が一部の同業者の方からは気に入らなかったのかと当時は思いました。また私自身、この仕事でやっていけるか自信がない、先の見通しも立たない新規登録者で、言い返すことができず。自分が行政書士としてやっていけることを証明できれば、言ってくる人がいなくなるのではと思いました。
それから、4,5年は時々、気になる発言は有りましたが、同業の女性行政書士の方々とこんなこと言われた、どう思う。。なんてストレス発散したりして。
しばらくそのような気になる発言はなく、「仕事がんばってるな。」と褒めていただく言葉をたくさんいただくようになり、自分がこの仕事やっていけているということが証明できれば分かってくれる人がいるんだと思い始めていました。
2年前の懇親会か飲み会の場でのこと。閉会の挨拶のために立ち上がった時に、「今日の化粧濃いぞ~!」と野次られ、その場でみんな笑う。私は苦笑いしながら、言い返せず、立ってスピーチをはじめる。。
同業者の方とワイワイ飲み会に参加することが好きですし、今でも野次ってきた本人の方、嫌いではないです。盛り上げたかったのかな。。私は、「今日だけちがうわ~。」って言い返したらもっとウケたのかな。
でも、その野次、その場で必要やったんかな。? 2年たっても覚えているのは、私自身、良い気分ではなかったからだろうと。。
かたや、尊重し合って良い関係を保つことができて情報交換、スキルのレベルアップをできる貴重なメンバーにも恵まれています。
不必要な発言がなくなって、みんな気分よくお付き合いできたらいいですね。
馴れあいと不快にする発言との一線がどこかわからない方にはハラスメントの内容、方針を示していき、理解していただくことが必要だと感じています。