今年もあとわずか・・大変お世話になりました。
私が行政書士を目指すきっかけとなったのは、資格の学校の授業料を出して私に行政書士の試験を受けるようにとの母のアドバイスでした。その母が今年2月に亡くなりました。私の行政書士人生には両親が深く関わっているので、1年を振り返って、両親について書きます。
母は亡くなる4ヶ月くらい前に体調を崩し、あっという間に旅立ってしまったので、私は、十分なケアを母にしてあげることができなかったと後悔の日々でした。
一人になった父と私、二人の時間を過ごすことが増えて、父の母に対する愛情を改めて実感しました。84歳で自転車をスイスイ乗りこなし、重篤な疾患もなく元気な父でしたが、母の通院看病を父一人に任せて疲れが出たのか母が亡くなったことがかなりの負担になったのか。母亡き後のわずか2ヶ月後、自転車からの転倒事故により、旅立ちました。母の元へ駆けていったと私は思っています。
両親は私が行政書士の仕事をしていることを応援してくれました。この仕事に「導いて」くれたと今も感謝の気持ちでいっぱいです。そして、介護で私に迷惑をかけたくないと日頃言葉にしていた通りに、旅立ちました。
父を送った4月、学生時代からの親友、同業者の行政書士の当時役員の先生、身近に交流を持っている先生方から、思いがけず多くの励ましのお言葉をいただきました。あえて、ご自身のお身内の闘病やご逝去の話をしてくださって元気づけてくださった方が多く、私を気遣って、お話してくださっているんだろうと心に沁みました。
そして、当時、ビザ申請のクライアント様の感謝の言葉から、たくさんのパワーをいただきました。「行政書士としてしっかりやっていきなさい」と両親が伝えてくれているような気がして、前向きになれた。。仕事が私を助けてくれたと思っています。
今年2月には両親の通院介護の必要性が目の前にあり、会務からはすべて退くつもりでしたが、一転、いろんな会務に関わらせていただいて勉強させていただいています。これも「導き」なんでしょう。流れに身を任せていると、不思議なことが今年は次から次へと起きました。
そんな経緯があって、導いてくれた両親、励ましてくれた行政書士の先生方仲間、元気をちょうだいするクライアント様、やりがいのある行政書士という仕事に出逢えてよかったと実感した一年でした。
これからも、行政書士の仕事一筋、やっていきたいと思っています。