10月26日はホテルオークラ東京で、高円宮妃殿下のご臨席を仰ぎ、行政書士制度70周年の記念式典が挙行されました。

岸田総理のビデオメッセージはじめ、山東参議院議長、大谷最高裁裁判所長官、金子総務大臣より祝辞を賜り、これからも行政書士制度の発展を願うばかりです。

以下、当日配布されたリーフレットより、その70年の軌跡を抜粋させていただきます。

行政書士は、1951年(昭和26年)の行政書士法成立により制度化された国家資格者で、官公署への手続きや権利義務・事実証明関係書類等に関する法律と実務の専門家です。

その前身は1872年(明治5年)の太政官達「司法職務定制」による代書人制度でした。明示30年代後半には代書人を取り締まる「代書人取締規則」が定められ、1920年(大正9)年11月、内務省によって「代書人規則」が定められました。

戦後、代書人規則は、「日本国憲法施行の際現に効力を有する命令の規定の効力等に関する法律」により1947(昭和22)年12月に失効しましたが、その後、住民の便益に向け法制化を求める社会の動きを受け1951年(昭和26年)2月10日、行政書士の制度を定め、その業務の適正を図ることにより、行政に関する手続の円滑な実施に寄与し、あわせて、国民の利便に資することを目的(行政書士法第1条)として「行政書士法」が成立し、同月22日、公布され、3月1日から施行されました。

記念すべき70周年の節目、式典に出席できて光栄でした。